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ゼニガタアザラシ サケ捕食実験・後編

2016.11.24 - [ スタッフブログ ]

ゼニガタアザラシプールにサケを投入し、行動を観察する実験のお話後編です。

 

前編では平次やピースがサケを捕まえ、遊ぶような様子が見られました。

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それを陸から観察するマロとハッチ。

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例年、マロとハッチはサケを怖がる様子が見られていましたが、今年は「サケを追う」ということまではしませんでしたが、平次やピースが咬み切ったサケのヒレなどを咥える様子が見られました。

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他の個体がサケを食べているのを見て、マネしてみたのかもしれません。

 

翌日、プールのサケを回収します。

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投入したサケ全てがトッカリ食い状態になっています。

(トッカリ食いとは、アザラシがサケの頭や腹の部分のみ食べた状態のこと。トッカリ=アイヌ語でアザラシの意)

去年この状態になっていたのは5尾中2尾だったので、去年よりも積極的な反応にも見えます。

北海道大学の方が、サケのヒレや身の状態等、ひとつひとつ丁寧に記録していきます。

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自然界のアザラシと飼育下のアザラシでは空腹具合も育った環境も違うので、行動の違いはあるかもしれません。

ですが、なぜ、頭だけを食べるのか、どうやってサケを捕まえているのか、捕まえたサケをどのようにして食べているのかなど、水族館でなければ観察するのが難しい部分もたくさんあります。

アザラシの生態や行動を理解し、少しでも人とアザラシの共存のために役立っていければ、と考えさせられる実験でした。みなさんもぜひ、この機会にゼニガタアザラシと漁業について考えてみてはいかがでしょうか。

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(海獣館担当 でら)

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