海棲哺乳類の目視調査(2022年まとめ)~イルカ・クジラ編~
2023.02.26 [スタッフブログ]浅虫水族館ではむつ湾と津軽海峡に現れる海棲哺乳類の目視調査を定期的に行っています。
津軽海峡フェリー株式会社にご協力いただき、青森から函館を結ぶフェリーに乗ってイルカやクジラ、アザラシやオットセイを探しています。今回は調査中(2022年4月~2023年1月の調査)に見られたイルカ・クジラの紹介をしたいと思います。
調査中に一番多く見れたのは「カマイルカ」でした。カマイルカは春先~初夏と冬に見ることができました。時には100頭以上の群れになって泳ぐ姿は圧巻です!
ジャンプをすることも多いので、比較的探すのが簡単です。
次に多かったのは「イシイルカ」です。
イシイルカは全国の水族館でも飼育されていないので、あまり馴染みが無いかと思います。白黒模様が特徴的なイルカで、泳ぐときに大きな水しぶきを上げます。
最後は「ミンククジラ」です。
実は青森でもクジラを見ることができます。ヒゲクジラの中でも最も小さい種類ですが、それでも体長は最大9mほどあります。
青森県ではいろんな生き物を見ることができます、次回は調査中に発見したオットセイについて紹介したいと思います!
なお目視調査は船の科学館による海の学びミュージアムサポートの助成を受けて実施しました。